「旅していく本。。」Book Crossing Project+「旅する貨幣」Where's George?

bookcrossing.com
[bookcrossing.com]
☆Ron Hornbaker☆(founder/editor)
【remarks】
■⇒「book crossing project」渡辺保史@『智財創造ラボ』(2003/10/21)

米国からスタートした、「本との新たな出会い方」をデザインする秀逸な試みが、このBook Crossing Projectだ。
自分が読んだ(お気に入りの)本に、「これは忘れ物ではありません。この本に旅をさせてあげてください」などと書かれたラベルを貼りつけ、街中の様々な場所――たとえばバス停やカフェ、公園のベンチなど――に「わざと」置いておく。それを発見した人は、本を読んだ後にまた別の見知らぬ読者に向けて、別のどこかの場所に本を置く。 こうして、全米(いや世界中?)を旅している本は実に57万冊にのぼり、その旅の様子はウェブサイトでトラッキングできるようになっている。イタリアでもこの活動に触発されラジオ番組と連動したプロジェクトが進行中とか。日本版もやってみたいっす!
http://www.bookcrossing.com/

渡辺保史@智財創造ラボ
渡辺保史@NextDesign
『情報デザイン入門』サポートサイト
情報デザイン入門―インターネット時代の表現術 (平凡社新書)

渡辺保史(わたなべ・やすし)
1965年生まれ。北海道函館市出身。
弘前大学人文学部卒業後、テレコミュニケーション関連の業界紙記者を経て、フリーランスのライター・プランナーとして活動。
著書に『Digital Rights--デジタルコンテンツの知的所有権』(オライリー・ジャパン)、『情報デザイン入門 インターネット時代の表現術』(平凡社新書)など多数。
著述活動の傍ら、デジタルメディアや情報デザインに関する各種の調査研究、プロジェクトワーク、ワークショップの企画運営に従事。
現在、コミュニティを基盤とした知的創造活動のトータルなデザインを目指す「智財創造ラボ」シニアフェロー、NPO法人ヒューマン・センター・デザイン・イニシアティブ(HCDI)理事、徳島大学岩手大学非常勤講師(インターネットビジネス論、情報科学論)などを務める。このほか、現在居住する函館市で地域情報デザインプロジェクト「ハコダテ・スローマップ」を展開中。

[地域における実践]
・ハコダテ・スローマップ
 http://www.slowmap.org/
・node:0138
 http://www.node0138.com/
・情報デザイン考現学 ver2.0
 http://www.ehako.com/mag/slow/index.html

[プロジェクトワーク]
・智財創造ラボ
 http://chizai.flex.jp/
 ―Future Communities by 関心空間Pro
  http://www.kanshin.jp/chizai/

[著作]
平凡社新書 情報デザイン入門(サポートサイト)
 http://www.kanshin.jp/skunk/
 ―(書評)“情報の力”を獲得する「情報デザイン」
  http://www.atmarkit.co.jp/fitbiz/bookreview/04infodesign/
 ―(書評)北海道を知る100冊
  http://www.hokkaido-jin.jp/issue/books/042.html
 ―(書評)いかにして情報をデザインするか
  http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/book/0109/kuresawa.html

[ウェブサイト]
・センソリウム
 http://www.sensorium.org/
・オーロラウェブ
 http://jvsc.jst.go.jp/earth/aurora/
NTT東日本 スーパーメディアキッズ(企画協力)
 http://www.ntt-east.co.jp/kids/

[ワークショップ]
・ブロードバンド自然感察会
 http://www.iwate-pu.ac.jp/office/mcinfo/inpaku/outline/index2.html
・全国教育系ワークショップフォーラム
 http://www.skunkworks.jp/akagi/
・異分野研究者交流促進フォーラム 科学技術と芸術
 http://www.nextdesign.jp/jst-sunaga-forum/
せんだいメディアテーク 共有のデザインを考える
 http://www.smt.jp/talksession/

[研究/教育活動]
・日本建築学会 環境情報デザイン研究WG
 http://news-sv.aij.or.jp/jyoho/M013/
岩手大学人文社会科学部 「情報科学特講II」シラバス
 http://160.29.158.4/cgi-bin/syllabus2/student/show.pl?CntNo=1002073

[インタヴュー]
・ゼロとイチのあいだに(桝山寛氏による)
 http://www.sw.nec.co.jp/con/con01/zero/11/
・CAMP(博報堂
 http://www.camp2002.org/words012.html

last updated:20030722
watanabe yasushi(info@nextdesign.jp)

■COWBOOKS
about BOOK CROSSING....

bookcrossingとは?
ブッククロッシングとは、世界中の熱心な読書家による、多くの読者家のために「本に世界を旅をさせる」活動体です。この活動をとりまとめているのがwww.bookcrossing.comです。
○いつから始まったのか?
アメリカのRon Hornbaker氏が、2001年3月からbookcrossingの活動を始めました。現在は、世界で一日300人ものメンバーが新しく登録しています。
○メンバーはどんな人?
現在、多くのメンバーはアメリカ人ですが、bookcrossingはヨーロッパでも拡大中です。日本ではあまり知られていないため、メンバーがまだまだ少ないのが残念です。2004年6月のサイトを見ると、22万人のbookcrossersによって、120万冊の本がチェックインされていることがわかります。メンバー登録は無料。プライバシーも守られています。あなたもbookcrosserになりませんか?
○どのようにして?
まず、サイトでメンバー登録します。その後サイトへログインして、bookcrosser(本の持ち主)としてサイトに本をレジスターチェックインします。すると、本にBCIDナンバー(bookcrossing identity date)が与えられます。このBCIDナンバー を記入したステッカー(COW BOOKSにて配付しています)を本に貼れば、すぐに本をどこへでも自由に旅させることができます。もし、BCIDナンバーを持った本を見つけた時には、BCIDナンバーを使ってサイトから、本がどこから来て、誰が読んだのかを知ることができます。そして、ほかのメンバーに自分が本を見つけたことを知らせるために「登録日記」(JOURNAL ENTRY) を、サイトに書き込みます。読み終えたら、また他の誰かに読んでもらえるように、bookcrossingの活動を知ってもらうように、好きな場所から本を旅させてあげればいいのです。
○どうして?
ある読書家に言わせれば、bookcrossingとは「抑えがたい冒険好きと、文学の自由な 好みをまぜ合わせた、無料で国境なしの読書クラブみたいなようなもの」のようです。 ブック・クロッシングの魅力は、個人にとって不要になった本が、bookcrossingによって、新たな身分に生まれ変わり、世界中を旅していくことにあります。これによって、 本を買わなくても、ネットワークを知ることで本を手にすることが出来るのです。また、bookcrossingのフォーラムによって、メンバー間で、読書以上のコミュニケーションが 出来るのです。
○自分の本を自由に旅させることが出来るの?
もちろんです! 捨てたり、売ったりしようと思っている本が、誰の家にもあるはずです。bookcrossingは、そんな本に世界を旅をさせる素晴らしい活動です。その本をチェックインして、自分のメッセージをつけて、BCIDのステッカーを貼って、どこからでも旅は出発させられます。COW BOOKS中目黒店は、オフィシャル・ブック・クロッシングゾーンとされています。どうぞいつでも自由にご利用ください。
○本を探しに行くことも出来ます。
bookcrossingには本を探しにいく楽しみもあります。サイトのgo huntingというページからJapanを選んで、自分が暮らす街を選び、bookcrosserが旅をさせた最新の情報が見てわかります。ここの情報は20分おきに更新されています。たとえば、この機能を使いこなせば、それこそ地球上が図書館化ということです。COW BOOKSでのリリース情報は、TOKYO-nakameguro-COWBOOKSで検索できます。
○COW BOOKSでは
COW BOOKSは、bookcrossingの活動を深く理解し、できる限りサポートしたいと考えています。BCIDを記入する用紙、スタンプなどを用意していますので、スタッフまでお気軽に申し付け下さい。また、リリースしたい本のお預かりもしています。どうぞみなさん日本でもbook crossingを広めましょう。

■Where's George? ⇒http://www.wheresgeorge.com/
[Where's George? Bill Tracking Report]
[about us]
※実際に出遭った人
[Journal of the land surveyor](小俣友海=ギタリスト/コンポーザー)