[memo] 久保田晃弘・監修『ポスト・テクノ(ロジー)ミュージック』(2001/大村書店)isbn:4756320260

久保田晃弘 websitehttp://homepage2.nifty.com/~bota/
⇒装丁 『The Designers Republic/uk 』
【目次】
デジタル表現の四つの特徴―ポスト・テクノ(ロジー)ミュージック序論
※「オーヴァル・プロセス」
テクノ(ロジー)の社会学
「反復だからといって退屈とは限らない」―ジャズ、テクノなどにおける反復性の不確かな評価について
今日のポップ・ミュージックにおけるデジタル性の諸問題―サンプリング、サウンド・エフェクト、サウンド・デザイン
表現メディアとしてのコンピュータとネットワーク
「音楽」の消滅とその"痕跡"
「革命」はインターネットではストリームされない
私にとっての機械仕掛けの神、または単なるツール・ボックス
ネットワーク上の音楽スタジオ―GNUsicプロジェクトの意味を再考する
オヴァルプロセス講義―オヴァル的メソッドとその音楽アプローチ〔ほか〕
⇒関連イベント:『TOTAL DIGITAL 』(1998/10/16-23)
主催:慶應義塾大学アート・センター(前田冨士男/足立典子/小坂智子)/東京ドイツ文化センター(マルクス・ヴェルンハルト/山口真樹子)
※超デジタル −テクノカルチャー/ネットカルチャー
ここに行われるシンポジウムは、テクノ、ポップ・カルチャーそしてネットカルチャーを現代の広い文脈のなかでとらえようとする試みだ。デジタル・メディアによる音楽制作や芸術創作の局面と展望は、それらが属する社会制度との直接的な関連だけでとらえるべきではない。デジタル・メディアが新しいコミュニケーションを創出している今日、その特性を多様な立場から考察し、20/21世紀文化の現在と未来に果たす役割を明らかにする必要があるだろう。 日本とドイツのアーティスト、ミュージシャンおよび評論家、研究者が、テーマごとにフォーラムを作り、ポップ・カルチャーについて意見を交わす。

●10月17日[土]
13:00-15:00 パネル 1「テクノと社会──日本とドイツのクラブシーン」  
ディードリヒ・ディーデリヒセン、メルツェデス・ブンツ、KEN=GO→、Por-Zack、トム・ホラート、MOOKY向坂、石橋源士(司会)
15:30-18:00 パネル 2「音・身体・メディア──テクノをめぐる言説」
トム・ホラート、椹木野衣陣野俊史、瀬藤康嗣、アンネ・フィリッピ、アルミン・メドッシュ、足立典子(司会)
●10月18日 [日]
13:00-15:00 パネル 3「テクノという商品──若者文化と経済」
アンネ・フィリッピ、野田努佐久間英夫(予定)、トム・ホラート、ディードリヒ・ディーデリヒセン、佐々木敦(司会)
15:30-18:00 パネル 4「表現メディアとしてのコンピュータとネットワーク」
アルミン・メドッシュ、岩井俊雄、小崎哲哉、瀬藤康嗣、メルツェデス・ブンツ、久保田晃弘(司会)
来日アーティスト(マーカス・ポップ、トーマス・ケーナー、カールステン・ニコライ、アン ディ・メルヴィヒ他)は、パネル3、4に参加予定。