アフォーダンスと生態光学・・・・・ギブソン(J.J.Gibson)

■生態光学
ギブソン心理学論集 直接知覚論の根拠 isbn:4326101539
『ギブソン心理学論集 直接知覚論の根拠 』勁草書房

ギブソン理論のエッセンスを凝縮。従来紹介されてこなかった画像・絵画の知覚に関する論稿を収める。「我々は世界をどのように知覚しているか」をめぐるギブソンの仕事は、革新的で多くの議論を呼んできた。本書は原書32篇から18篇を選んだ。1.ギブソン最晩年の草稿 2.思索の変遷が辿れるもの 3.画像・絵画 知覚、の三つの観点から編集した。主著三冊を補完するものであるが、それ以上の意味もある。

●第Ⅰ部 生態光学の基礎
1.1 光に含まれる情報について
1.2 生態光学
1.3 生態光学を支える諸概念の歴史的背景:
   生態光学ワークショップにおける基調講演
1.4 面の知覚を規定するのは何か
●第Ⅱ部 対象の運動と自己の運動:行為・事象の知覚
2.1 自己受容感覚の効用と自己を特定する情報の抽出
2.2 刺激作用と知覚における時間順序の問題
2.3 運動の近くは何から生じるのか
2.4 事象知覚の問題
2.5 生態物理学・奇術・実在
●第Ⅲ部 画像・絵画の知覚
3.1 画像知覚の理論
3.2 画像・パースペクティブ・知覚
3.3 絵画において利用できる情報
3.4 直接的な知覚と間接的な把握に関する覚え書き
●第Ⅳ部 生態学実在論の意味
4.1 心理学における刺激の概念
4.2 実在論の新たな根拠
4.3 行為についての覚え書き
4.4 持続性と変化に関する新しい考えと、それによって退けられる古い考え
4.5 アフォーダンスに関する覚え書き

佐々木正人
佐々木正人・講演 @『 認知心理とデザインの研究会 』@武蔵野美術大学
⇒interview @『Diatxt 04 特集・情報身体』isbn:4434010395 インタビュアー:吉岡洋
■吉岡洋
⇒・京都芸術センターwebsite frontpage『Diatxt.』森口まどか『日本の1980年代インスタレーション・モダニズムと反モダニズムのはざまに』
『Diatxt.』website
⇒・director @[京都ビエンナーレ2003]『スロウネス』

●スローネス会議
 京都ビエンナーレのテーマ「スローネス」について、国内外から招いた出展アーティストをはじめ、さまざまな分野で活動している人々を招いて、レクチュアや討論が行われます。アートをとおして、アートとともに、現代のいろいろな問題について考えていこうとするものです。といっても、抽象的な議論をするのではなく、私たちは日々の生活の中でこの世界をどう感じているか、という実感を大切にする話し合いであり、このビエンナーレの要となる催しになる予定です。

オープニングシンポジウム

対談「スローネスは〈先端〉にある」
10月4日(土)13:00〜14:30[入場無料]
会場:京都芸術センター フリースペース
藤幡正樹(メディアアーティスト、東京藝術大学教授)×吉岡洋(京都ビエンナーレ2003総合ディレクター)

シンポジウムI「文化的複数性の中のスローネス」
10月4日(土)15:00〜17:00[入場無料]
会場:京都芸術センター フリースペース
司会:藤野陽子(京都ビエンナーレ2003 プログラム・ディレクター)
パネリスト:ザラ・ウシマンド(詩人・舞台演出家)、タミコ・ティール(京都ビエンナーレ2003出展作家)、トリン・T・ミンハ(京都ビエンナーレ 2003出展作家) 他

シンポジウムII「芸術戦略:記憶、可視性、共同体」
10月5日(日)10:30〜14:30(途中休けい有)[入場無料]
会場:京都芸術センター フリースペース
司会:マリーナ・グルジニッチ(京都ビエンナーレ2003プログラム・ディレクター)
パネリスト:イルウィン(京都ビエンナーレ2003出展作家)、ウィークエンド・アート(京都ビエンナーレ2003出展作家) 他

●レクチュア/プレゼンテーション
「Slowness in Art Complex」
10月7日(火)〜10日(金) 18:00〜20:00[入場無料]
会場:アートコンプレックス1928(中京区三条御幸町
講演(10月7日):ザラ・ウシマンド他
プレゼンテーション(10月8日):エリック・マイエ/ジャン=クロード・ルジレッロ他
シンポジウム(10月9日):嶋本昭三(京都ビエンナーレ2003出展作家)他
対話(10月10日):中村方子(動物学者)/吉岡洋(京都ビエンナーレ2003総合ディレクター)
「わたくしたちの肩書きは何ですか?
 ─アートマネジメントをめぐるシンポジウム」
11月2日(日)13:00〜17:00 [入場無料]
会場:京都芸術センター 講堂
司会:松尾惠(京都ビエンナーレ2003プログラム・ディレクター)

吉岡洋 website[space_in_Cyberspace]
■論文
『Samurai and self-colonization in Japan』
『The Invisible Maile Body』
⇒documentary『reading the city』(*quick time)

作品 ■「都市を読む」(2003年、京都;2004年、大垣) Reading the City (2003, Kyoto; 2004, Ogaki)
http://readingthecity.org/ 形態:ドキュメンタリー
説明 ■ここに紹介する映像は、2004年2月、IAMAS(情報科学芸術大学院大学国際情報科学芸術アカデミー)が主催したメディア文化の祭典「おおがきビエンナーレ2004」のワークショップとして行われたものの記録である。本来はウェブサイト( http://readingthecity.org )でインタラクティヴに閲覧できる動画集だが、ここでは展示環境の都合上、DVDに変換したものを連続的に再生している。
■このプロジェクトは、動画送信機能をもつ携帯電話をもちいて、都市生活をさまざまな視覚から、映像の断片として蓄積してゆくというものである。異なった文化的背景をもつ学生や若いアーティスト(フランス、中国、韓国、日本)2、3人からなる数組のグループが、一定期間(5日、ないし1週間程度)、マイエと吉岡が数時間おきにメールで送信する課題(都市にまつわるある種謎めいたテキスト)を受け取り、それに反応してその時自分たちがいる場所で動画を撮影し、それをあらかじめ設置されたインターネット上のサーバーに送信する。サーバーはそれをリアルタイムに蓄積し、ウェブ上で公開する。ワークショップ参加者は、他のグループの送った動画を確認しつつ、次のシーンを撮影してもよいし、まったくウェブを見ないで撮影してもかまわない。 http://www.cresitt.com/thierry/rtc/RTC_press_jap.pdf
関連 エリック・マイエの個人サイト
 http://e.maillet.free.fr/
吉岡洋の個人サイト
 http://www.nk.rim.or.jp/~hyshk/
Reading The City, Kyoto 2003 のサイト
 http://www.readingthecity.com/
京都ビエンナーレ2003のサイト
 http://www.kyotobiennale.com/
Reading The City, Ogaki 2004 のサイト
 http://readingthecity.org/
おおがきビエンナーレ2004のサイト
 http://www.iamas.ac.jp/biennale04/

■David Ewick@中央大学
website 『the margins.net』
⇒semior [Cultural Studies Open Seminar / Cultural Change-Chuo University Korakuen Campus, 17 April 2004 ~ 8 Jan. 2005, building 3, 11th floor, room 31100, Saturdays 6:30~ ]
■野口靖
『クリエイターのためのアフォーダンス講座』 by  野口靖@武蔵野美術大学
野口靖[biography] curriculum vitae[Tisch Schoo of the Artsl@NYU][Pola Art Foundation]