朝日新聞(夕刊・16)加藤周一『夕陽妄語』「ねじれ」現象について

※まったくあきれてしまった。「ねじれ」とは、世界はケリーを支持していたが、結果はブッシュになったというもの。ブッシュ再選は勿論”困ったこと”だが、こういう論考を見ていると「ケリーを選択した米国民」にも失礼きわまる。まるで、「ブッシュ」だけが世界から支持されずに世界に影響力を行使するかのような論調だが、わが国をじはじめ、ブレアだろうが、シラクだろうが、シュレーダーだろうが、世界の”市民”に問いかけて「過半数を超える現役元首」がいたら教えて欲しいものだ。
なんの”対抗言論”にもならない論考のおわりはこう結ばれている。
”どうすればよいか。まあ、できるだけの努力をしてみるほかはあるまい。21世紀は強い「ねじれ」現象の重なりから始まった。そして当分はこのままであるだろう・・・・”
加藤周一、いい仕事をしてきたのだから、これぐれも自分の業績を汚すよな耄碌した言論だけはかんべんしてください。。