NHK-GTV/クローズアップ現代「昆虫パワーで病気を治せ」

ゲスト:赤池学
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2004/0406fs.html

※memo ジャン・アンリ・ファーブル「昆虫記」
①モンシロチョウ・・抗がん剤(体液に含まれるピエリシン=PAC?) 国立がんセンター・若林敬二「さなぎから成虫へ羽化する段階で代謝される物質」
②サシガメ(ファーブルは「吸血鬼」と命名した)・・吸血のために、血液の凝固を防ぎ、血管を拡張・柔軟にする物質(唾液中のたんぱく質)を代謝→「心筋梗塞」「脳梗塞」への効果を期待。(オオサシガメ)三重大学医学部・鎮西康雄
③カブトムシ(無敵の巨人)・・・幼虫の抗菌メカニズム→MRSAへの対抗手段 農業生物資源研究所・山川稔
※ハエ、蛆虫、ゴキブリ・・・雑菌など過酷な状況から生き残ってきたメカニズムに注目。(抗菌性たんぱく質の生産)
赤池ネムリユスリカ・・乾燥すると「仮死」状態になり、数十年生きる。水分を与えるとわずか20分程度で「蘇生」する、という驚異的メカニズム。トレハローズという糖質の代謝の効果。テレサンという「休眠ホルモン」→「がん細胞」を眠らせる効果。「まゆ」にある、セリシン(抗アレルギー効果、細胞分裂促進→再生医療への期待)、ピブロイン(紫外線防止効果)
※■「昆虫工場」・・昆虫バイオ、昆虫産業創出プロジェクト
・遺伝子改造昆虫 光るカイコ・・人間の遺伝子が組み込まれる→人工皮膚の製造への期待(市場規模:200億)広島大学大学院・吉見勝利
・蚊の遺伝子組み換え・・マラリアの不媒介化に改造する蚊(マラリア撲滅計画)UCB?アンソニー・ジェイムズ→2004.1 環境NGO=ピューイニシアティブ(マイケル・フェルナンデス博士)報告=改造蚊を自然界に戻すことによる「生態系破壊」や「新たなペストの発生」を警告。
赤池)基礎生物学と基礎医学のコラボレーションによる成果。