松尾スズキ映画監督に初挑戦

http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040121-0010.html

人気劇作家の松尾スズキ(41)が映画「恋の門」(今秋公開予定)で監督に初挑戦
する。アスミック・エース・エンタテインメントの04年ラインアップ発表で明らかになった。漫画家羽生生純氏作の同名漫画の映画化で、漫画オタクとコスプレ好きなOL、元漫画家の漫画スナックのマスターの3人の恋愛バトルを描くラブコメディー。98年6月から月刊コミックビームで連載され、単行本も5巻発売した人気漫画だ。松尾には今まで映画監督のオファーは数多くあったが、原作を読み「ぜひやりたい」と自ら手を挙げたという。元漫画家役で出演もする。ラインアップ発表に出席した松尾は「新人監督なんでよろしくお願いします」とあいさつ。「何かと軽いタッチの青春コメディーみたいなものが流行しているが、すごく濃い話なので、そこをぜひ見てほしい」とコメントした。キャストは松田龍平(20)と酒井若菜(23)のダブル主演。松田は「まだ全然分からないが、これは絶対面白くなると思ってやっている。松尾さんと一緒にできてうれしい」と初タッグを喜んでいる。17日にクランクインしており、2月中旬にクランクアップ。完成は5月予定。

松尾スズキ http://www.matsuosuzuki.com/
1962年福岡県うまれ。1988年劇団「大人計画」設立、作・演出・俳優をつとめる。1997年『ファンキー!宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田戯曲賞受賞。小説・エッセイなど執筆業に精力的に、というか死ぬんじゃないかといわれるぐらいに活動。『大人失格』『この日本人に学びたい』『演技でいいから友達でいて』など著書多数。映画出演作も続々公開中。