日本生命倫理学会「生命倫理〜破壊と再生」@ドイツ文化会館

『報告書案』

                                                                                                                                                              • -

公開シンポジウム、文部科学省科学技術振興調整費による研究「生命倫理?破壊と再生」

                                                                                                                                                              • -


公開シンポジウム
文部科学省科学技術振興調整費による研究
「“生命倫理”?破壊と再生」

――生命科学技術研究と倫理のより良き関係のために――
いわゆる生命倫理学は、たくさんの「殺し文句」を産んできた。「自己決定」「生命の尊厳」「最善の利益」「ケア」「プライバシー」など。
しかしこれらの言葉は、当初の意図を離れ、濫用されていないか?これらの言葉をおそれるあまり、過度に科学技術研究を敵視していないか?それは「角を矯めて、牛を殺す」ことになっていないか?今本当に必要なのは、これらの言葉の背景と内容を吟味し、「使える」議論のための素材とすることではないか?
以上のような思いを胸に、本公開シンポジウムでは、クローン胚やES細胞を用いた生命科学技術研究について、過度の楽観も悲観もなく、科学技術と倫理のより良い関係を築くために、様々な立場から議論する。

日時 11月14日(金) 午後1時〜5時
場所 ドイツ文化会館1階ホール(東京都港区赤坂7ー5ー56)
主催 文部科学省科学技術振興調整費による研究課題
生命科学技術推進にあたっての生命倫理と法」
(代表者 町野朔 上智大学法学部教授)
後援 日本生命倫理学
問い合せ先:
上智大学内事務局 Tel.03-3238-3932
ホームページ: http://dna2.mki.co.jp/be/

プログラム

全体司会  上智大学  青木清

1.概観   上智大学  町野朔

2.原理論?基礎概念の再考
司会 理化学研究所 西川伸一
コメンテーター 東京大学 市野川容孝
「法と倫理」 桃山学院大学 辰井聡子
「情報とプライバシー」 北海道大学 和田俊憲
「生命の尊厳」 京都大学 高山佳奈子
「自己決定」 上智大学 奥田純一郎

3.生命倫理の現場
司会 岩手県立大学 石井トク
コメンテーター 毎日新聞 青野由利
「研究者の生命倫理観」 熊本大学 高橋隆
「医師会及び学会の役割 」 日本赤十字社医療センター 森岡恭彦
「研究倫理の教育」 東京大学 赤林朗
「倫理審査委員会の法的責任」 横浜市立大学 佐藤雄一

4.生命倫理と社会
司会 上智大学 町野朔
コメンテーター 国際基督教大学 村上陽一郎
「政府審議会」 関東学園大学 磯部哲
「科学コミュニケーション」 科学技術政策研究所 渡辺政隆
「バイオ特許と生命倫理」 政策研究大学院大学 隅蔵康一
生命倫理規範の形成」 名古屋大学 山本輝之

5.総合討論
司会 上智大学 青木清

                                                                                                                                                              • -
  1. オピニオン++