日経ニューメディア主催 『 家電・通信のあり方を一変するサーバー型放送 』

@都市センターホテル
講師:元橋圭哉(NHK総合企画室デジタル放送推進担当)柳川良文(WOWOW経営企画局経営企画部参事)浦野丈治(日本テレビ放送網技術統括局技術開発部)飯島章夫(電通メディアコンテンツ計画局アド・システム開発部主幹)司会:渡辺博則(日経ニューメディア編集長)
【開催趣旨】

NHKは、メタデータ付きのテレビ番組を放送し、視聴者の興味に合ったニュースの選択表示サービスなどに加え,「T-ラーニング」の実現に力を入れます。例えば蓄積された語学番組で、必要な会話シーンを自在に引き出し,番組テキストと併せて繰り返し学習するといった高度サービスです。WOWOWは,最新のDVDコンテンツを独自に配信して対応受信機からDVDへの録画ができる「パッケージ放送」や、インターネット経由で暗号鍵を購入して映画などを一定期間視聴できる「ビデオレンタル放送」の実現を目指します。さらに日本テレビをはじめとした地上波民放事業者も,新ビジネスを検討しています。蓄積された番組のCMを視聴者の属性に合わせて入れ替えたり,最新CMを提供するといったことが可能になります。テレビ広告分野で主導権を握る電通の見通しから今後の放送事業の変化も見えてきます。
 サーバー型放送の開始により、テレビを中心とした家電製品に求められる機能も変わります。次世代ホームサーバーともなる対応受信機の規格は、サービスを提供する放送事業者などが2004年度中にまとめる計画ですが,今回の各社の計画をみればその内容を見通せます。また、コンテンツの流通形態も大きく変わります。ネットワーク機能は標準であり、通信・放送統合サービスを目指す通信事業者にとってもその状況を把握することは必須といえます。