ブログはメディアになれるか?@週刊!木村剛

http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2004/05/post_11.html#more

”わが国のマスコミ記者は、結構多忙で、かわいそうなミッションに駆り立てられています。「スクープ」という名目で、ほとんどの国民にとってはどうでもよいニュースを、正式な記者会見の1〜2日前に報道するという、くだらないトクダネ合戦を競い合っているんですね。。。。「誰が未納なのか」というトクダネを他社に先駆けて追い駆けることに夢中になって、「年金問題において、未納にどういう意味があるのか」ということを掘り下げないという背景には、そういうマスコミ体質の問題が浮かび上がってきているような気がするのです。”

”。。。トクダネに追われることのない「個人レベルで活動している様々な人間がこうして意見を世に問える世の中になった」という環境は、私たちにとって極めて重要な意味を持っていると感じます。私は、そういう意味でも、「ブログ」は重要だと考えているのです。マスコミを媒介にすることなく、個人が中心となって体外的に情報を発信していくことができる環境が整備されていくことの意義を高く評価しているのです。”

”私は「ブログ」を「市民権を獲得した大衆メディア」にしたいのです。 ネットワーカーの方々からみれば、「そんなものは、すでにネットの世界で成立しているじゃないか」と言われるかもしれませんが、それは正確な事実ではありません。例えば、「2ちゃんねる」は一種の大衆メディアですが、現時点においては、社会的に「市民権」を得ているわけではないと思います。大衆メディアが本当に力を持つためには、社会的な認知と社会的なステイタスが必要です。そうでなければ、メディアとして社会的に働き掛けることはできません。”

”。。私も「ブログ」は本当に可能性に溢れた「新しいメディア」だと感じています。私は、「週刊!木村剛」を「市民権を獲得した大衆メディア」として、大事に育てていきたいと考えているのです。そこでトップページにも、さりげなく私の気持ちを込めておきました。・・・私は「BLOG」を「MEDIA」に育ててみたいのです。”